apartment KURO 洗足(2010年3月)
駅から徒歩5分の場所に建つ、鉄筋コンクリート造地上4階建て、14戸の集合住宅。
20~45㎡の大きさを持つワンルームで構成されている。
事業主から、今後一つのシリーズとして様々な敷地に対応できるキャラクターが求められました。
事業に不可欠な効率性・収益性を消化できるよう、敷地に対して各部屋の平面は可能な限りシンプルにつくり、並べる。
そうしてできた部屋をずらしながら並べることで生まれる三角形の隙間を庇空間とする。そんなルールを設定しました。
|用途:集合住宅(14戸)|計画地:東京都目黒区洗足|敷地面積 : 232.70㎡(70.4坪)|建築面積 : 151.72㎡ ( 66.19% / 78.34% )|延床面積 : 511.14 sqm ( 194.71% / 195.87% )|設計期間 : 2009.06-2009.09|施工期間 : 2009.10-2010.03|
設計 : Bariquant. 設計事務所バリカン 中川純一 + Nissyo-kogyo 羽生和正
構造設計 : 道央設計 池辺芳光
all photos (c) junichi nakagawa / Bariquant.
賃貸取り扱い先:アールエイジ
>工事中記録
解体前。老朽化した倉庫が建つ。
解体後。
南東側外観。手前の建物は竣工間近に解体された。
エントランス通路。両側には砥草が植えられています。塀は木製。
敷地奥の駐輪スペース
3階に設けられた避難バルコニー。
4階北側バルコニー。手摺はラワン材にオイル塗装。
エントランス。壁は二丁掛けタイル。
階段室。無機質なPS扉はカラフルに塗装。緑と空。
西側階段室は、夕焼けの空色。手摺は外部と同じラワン材。
4階は階段一つに対して1世帯のみなので、開口が設けられている。
手摺、PS扉、消火器サイン。
1階居室(104号室)。南北側は開口面。
1階キッチンと浴室(104号室)。周辺建物の色に合わせた白い塀と白いタイル。
1階は建物高さを抑えるため、少し掘り下げられている。座った時の目線に植栽がくる。
2階居室(204号室)。明るめのフローリング。
2階の小さいタイプの居室(203号室)。階段室側はコンクリートブロック素地。ブロック目地に合わせて躯体にも目地が入れられている。
2階の浴室タイルは赤(204号室)。隣地の椿と同じ色に。
3階の浴室タイルは緑(304号室)。隣地の緑と同じ色に。
4階居室(402号室)。階段室を挟んだワンルーム。
4階居室(402号室)。
4階浴室(402号室)。タイルは空に合わせた青。
4階のもう一つの居室(401号室)。
通路を見下ろす。
3階避難バルコニーと椿。
フローリングと壁とタイル。フローリングは全て3層、オイル塗装品。
南側隣地が空き地になったので、急遽ブロック塀を新設。普通ブロックをずらして積みました。通常の2倍弱鉄筋が入ってるので、普通の積み方よりも強度有り。
室内側から。隙間具合が良い感じです。
| 固定リンク