「新しさ」について
こんにちは、バリカンのナカガワです。
MOMATで開催中の「建築はどこにあるの?」展のカタログが届きました。
ありがとうございます。
キュレーターの保坂さんがエッセイを寄せていて、菊池さんへの作品解説が面白い。
『もし「新しさ」を「これまでとは違う」という意味での差異性において判断しているのであれば、それは差異を認
識出来ているという意味において本当の新しさとは言えない。本当の新しさは、差異すら認識出来ない物の中にある。つまりは普通と区別できない物の中に潜ん
でいる(P91)』
そうだよなぁ。そうなんだよ。つい最近、「新しいを目指すって、これまでと違ければ良いってもんじゃないんだぁ!」という話をしたばかりだったので、共感。
ちなみに、保坂さんが引用している文章はボリス・グロイスがキルケゴールを引用した「新しさについて」(鷲田めるろ訳)というエッセイで、金沢21世紀美術館の「アール」という出版物に掲載。
PDFで読むことができます。是非!!
http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=54&d=2
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