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バリカンオフィスのラワンベニア施工方法

バリカンオフィスのベニアはどうやって貼ってるの?とのお問い合わせがあったので、こちらにまとめました。

僕も施工に関しては素人のようなものなので、いけるかと。

P1060636_2 【ラワン材の種類】
床は9mm、天井・壁は2.3mmを使用しています。2.3mmはカッターで加工できるのでお手軽です。都内であれば、島忠が一番安いです。知り合いの材木屋さんより安かったです苦笑。軽トラック無料貸し出しもあるので持ち帰りも安心。

 

【ラワン材の取付方】
接着剤併用が望ましいですが、現状復帰を考えてビス止めのみにしています。なので、実際は下地がない箇所などパコパコ浮いている箇所もありますが、自分が使うということで、愛嬌です笑。接着剤併用にしたい場合は、市販の白ボンド(木工用ボンド)を100mmピッチぐらいでウネウネ線を書いてくイメージで。
壁天井は300mmピッチ、床は450mmピッチぐらいで打ち込んでおくと安心かと。
下地があるところに打てればなお良しです。
エアタッカーでバシバシ打っていきたいところですが、機械がないので、
充電式インパクトドライバーを使ってビス止めしています。
次の日、確実に筋肉痛になりますが、がんばりましょう笑。

P1060637 【ビスの種類】
ビスだと頭が大きいので見た目がうるさくなりますが、頭が小さい細ビス(頭幅が3mm程度)を使うとそんなに気になりません。「細ビス」とか「スレンダースレッド」とかで検索すると色々出てきます。
屋内使用なら、電気メッキ、ユニクロメッキ等(金色~褐色っぽいやつです)、屋外で使用するならステンレスを選びましょう。
ビスの長さは使用する板厚の3倍と覚えておけば良いです。なので、20mm~25mmぐらいの長さがあれば十分。写真は32mm。短いのが島忠に売ってなかったので。
本数は想像以上に使用するので、ある程度本数を計算してから購入しましょう。
バリカンオフィスでは全部で2500本ぐらい使ってます。

 

P1060642_2 【工具】
ビス止めする工具は打ち込みながら回転させる、インパクトドライバーが良いです。普通の電動ドライバーだと細ビスはブチっと切れちゃいます。
ホームセンターなどで一番安い充電式のインパクトドライバーで十分です。
マキタなどのプロ用は4、5万しますが、無名メーカー品で1万円以内で購入可能。価格による主な違いは重さと耐久性だと思うので大丈夫かと。DIYなら「一番安い充電式インパクトドライバーください!」で良いです。
ドライバービットは普通のより小さい#2という物を使用するので、こちらは別途購入しておきましょう。たいてい、セットの中には入ってません。使い慣れてない方なら短めの物が使いやすいです。
インパクトもビットも今回しか使わないしなーという場合は、バリカンに借りに行きましょう笑。

 

【ラワン端部の処理】
ご指摘のとおり、ラワンの端はもろいです。カンナや80番ぐらいの紙やすりで端を2、3回なでてあげましょう。これやるだけで後々のバリが抑えられます。

【ラワン表面の処理】
バリカンオフィスでは、ワトコオイルというものを塗っています。
材料に染みこんでいきます。表面がツヤツヤしないのに、コーヒーがこぼれてもすぐに拭き取ればなぜか跡が残らないという優れもの。しっとり感が好きで、他物件でもよく使ってます。
ベニア表面を#120~#200程度の紙やすりでペーパーがけ。素足で歩いた時の感触がよくなります。逆に素手であまり触らないような壁や天井はペーパーがけは省略しても良いです。表面のペーパーがけでどの程度触った感触が違うかは、端材で試してみましょう。その後、ローラーで塗って、30分後にウェスで拭き取り。床はこれを2回。壁、天井は1回にしました。

P1060634_2
こちらが壁と天井。2.3mmの薄ベニア。薄いのでビス貫通に注意。
左のほうは下地がないからビス頭が浮いちゃってます。
右のほうは下地があるので、きちんと入ってます。

P1060635
こちらが床の9mmベニア。カンナで面取しています。バリがでてる所は念入りにペーパー掛け。

【必要なものまとめ】
・ラワンベニア
・インパクトドライバー、#2ビット
・細ビスたくさん
・カンナ、もしくは紙やすり(#80)
・やる気と時間

では、セルフビルドがんばってください!

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