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うれしいお便り

こんばんは、バリカンの中川です。
嬉しいお便りが。

1。
仮住まいfor被災者というHPを作って、仮住まいを提供したいという方と住みたいという方を繋ぐ場所を提供しているのですが、熱海の保養所に入居決まった方からのお便り。
福島にお住まいだった方なのですが、例の震災により原発の影響で避難区域になってしまい、熱海に被災されていました。そこの避難所は福島県から指定の場所だったそうなのですが、たったの2ヶ月程度で退去しなければならなくなってしまった。そこで探したところ仮住まいfor被災者HPに辿り着いたとのこと。
始めた当初はどこにも宣伝していないHPで必要としている方に情報が届くだろうか。熱海に住みたいと思える東北の方がどれだけいらっしゃるだろうか。そう思ったふしもありましたが、こうして一人でも必要としている方に必要な場所を提供できたのはすごく良かった。
その生の声を届けて頂き本当に嬉しかったです。

2。
施主でもデベロッパーでも無い方からのお便り。バリカンのつくる賃貸がすごく気に入ったので、住んでみたい。
今進行中の物件があったら教えて欲しいとのこと。
これはもうすごく嬉しいのです。賃貸の設計ってそこに住む人と打合せして設計を進めていくのではなく、あくまでもデベロッパーさんや大家さんと話しながら進めていくのです。
当然そこにはエンドユーザーの顔は不在のまま、これまでの傾向や土地柄などから需要を予測しながら進めて行くことになります。
物件が完成しても、入居者の方の感想を伺える機会は無いに等しい。
そんな中、「あんたのとこが設計したものに早く住みたいから教えろ!」と言われるのは大変嬉しいことだし、必要とされている、そう感じることができるのがもうなんて言うか、設計やってて良かったなぁ、そんなふうに思えるのです。

どちらの方もご連絡頂き本当にありがとうございます。

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