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門前仲町の集合住宅(2013年4月)

Monnaka

「運河に隣接した12坪の土地に建つ赤いツインタワー」

竣工:2013年4月|用途:集合住宅(8戸)|計画地 : 東京都江東区|敷地面積 : 41.15m2(12.4坪)|建築面積 : 24.57m2(7.4坪)|建ぺい率:59.71%(許容:70%)|延床面積 : 101.36m2(30.7坪)|容積率:191.57%(許容:300%)|構造 : RC造 | 規模 : 地上4F建て | 設計 : 2012年3月-10月 | 施工 : 2012年10月-2013年4月 |

門前仲町駅より徒歩5分程度の川沿いに建つ集合住宅
地盤が弱い地域であること、昔の護岸が地中に残っている可能性があることから、まずはその費用算出から始め、並行して計画を行った。
それらの費用は工事予定額の20%程度かかってしまうことが分かったため、建物は可能な限りシンプルな形状を採用した。左右対象な建物とし、プランも1種類のみの8室とした。
また川沿いであることをいつでも感じることができるよう、外部階段の踊り場に当たる部分を1/3程度川側へ張り出している。

41平米(12.5坪)の敷地に対して建ぺい率は60%。建築面積最大でも24平米程度しか確保できない。階段室を可能な限り小さく計画しても2室配置させると1部屋10平米以下となる。
その中にバスタブも設置したいという要望を受け部屋の突き当りに浴室とトイレを効率良く設置した。残る居室は7.3平米となり、東京都安全条例最低限面積7平米をギリギリカバーした広さとなる。
そのまま居室と水回りを壁で仕切ってしまうと暗く小さな部屋になってしまうため、ガラスの間仕切りとし、建物の外形そのものが室内の大きさとして現れるようにした。
キッチンは90センチ幅などのミニキッチンにしてしまうと余計に狭さが際立ってしまうため、180センチ幅とした。広いカウンターを設置することで、小さくても利便性の高いビジネスホテルのような室内空間を目指した。

Photo

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事業主:株式会社アールエイジ 担当:山本浩二、中西武士
意匠設計:設計事務所バリカン 担当:村井美菜子
構造設計:間藤構造設計事務所 担当:間藤早太

現場レポート

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