森下の集合住宅 オープンハウス開催 7/17-18(注:バリカンは不在です)
7/17~7/18、アールエイジさん主催で「森下の集合住宅」オープンハウスが開催されます
日時:2015.7.17(金)~18(土) 11:00~17:00
所在地:東京都江東区森下2-20-4
(都営大江戸線・都営新宿線「森下」駅 A5出口 徒歩3分)
残念ながらバリカンは予定が合わせられず不参加となりますが、とても良い建物になっていますので、是非ご高覧頂ければ嬉しいです。 (注:バリカン主催ではないので、当日の受付はアールエイジ様となります。バリカンホームページの案内を見て、などお伝え頂ければ幸いです)
事務所4室、共同住宅14室からなる集合住宅です。
深川周辺、ひいては東東京の地形の特徴である「どこまでもフラット=自転車で移動しやすい」を活かし、自転車と共生できるプランとしました。
こちらは赤坂周辺の地形データ高低差を10倍したもの。
に対して深川周辺は
と、高低差がまったくないことがわかります。
EVはこの規模の建物には珍しい13人乗りを採用。2mの奥行きがあるため、自転車をそのまま持ち込めます。
各部屋には広い玄関土間を設け、自転車を1台以上設置可能としました。
今回はバリカンには珍しいRCラーメン構造。否応なしに出てきてしまう柱、梁型という構造要素。それと室内仕上げ材とを日本建築のようにどのように室内風景として融合させていくか、そんなことを考えました。柱、梁幅を合わせ面一に仕上げ、セパ穴、パネル割など構造体として持ってしまう力を化粧で消滅させることで何かの記号やグラフィックのように室内に浮かび上がるようにしました。住戸間の界壁は将来解体し、広い部屋を確保できるよう乾式耐火間仕切壁を採用。その印としてOSB合板を張ることで、構造と仕上げの調停役を兼ねさせました。
江戸初期に深い森があったことから「森下」と呼ばれるようになったのだとか(Wikipedeiaより)。復活させるべく、深い森への登山口のような外構を目指しました。
是非。
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