浅草橋の出窓がある集合住宅(2018年2月)
「出窓で街と繋がる小さな集合住宅」
|用途 : 集合住宅(1R(11.49m2)x7戸)+店舗(29.77m2)|計画地 : 東京都台東区浅草橋3丁目|敷地面積 : 39.73m2(12.0坪)|建築面積 : 29.79m2(9.0坪)|延床面積 : 134.12m2(40.6坪)|構造・規模 : RC造・地下1階地上4階建て|設計 : 2016年10月-2017年03月|施工 : 2017年04月-2018年02月|
JR浅草橋駅から徒歩4分に建つ小さな集合住宅。12坪の土地の収益性を最大限確保できるよう4階建てと半地下+4階建てを半層ずらし、共用階段でつなぎました。半層ずれることで各フロアが踊り場から入るような感覚となり、各部屋の独立性を高めるとともに4階まで階段で登る疲労感を軽減されています。
1階は場所性を考慮し、地上階と半地下を繋いだスケルトンの貸店舗。必然的に住居は2階もしくは1.5階から始まり通りから距離をおいています。集合住宅はわずか11.5m2のワンルームが半層ずらしながら7部屋積み上げられています。部屋の大きさを最大限体感できるよう、水回りなど閉じた場所をなくすとともに、座れる出窓を設けました。出窓を座れるようにすることで街に対して縁側のような場所が生まれ、小ささを積極的に生活へ還元できないかと考えました。
設計・監理:村井美菜子 / Bariquant.
構造:間藤早太 / 間藤構造設計事務所
施工:前田隆博、平良伊志、山内崇利 / 株式会社大島建設
撮影:長谷川健太 / OFP
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