« PROTO初台Ⅰ・Ⅱ(2020年7月) | トップページ | 春です。出会いと別れの季節です »

神楽坂の中庭がある集合住宅(2020年11月)

「間口4.4mx奥行き15mのわずか65㎡のうなぎの寝床状敷地に対し、斜めのルーバーで囲われた中庭(窓先空地)を挿入。視線をさえぎりつつ光を取り入れます」

|用途 : 共同住宅 10戸(1Rx9戸+事務所x1室)|計画地 : 東京都新宿区東五軒町|敷地面積 : 65.76m2(19.9坪)|建築面積 : 37.64m2(11.3坪)|建ぺい率:57.24% / 70.00%|延床面積 : 188.20m2(56.9坪)|容積率:217.43% / 300.00%|構造・規模 : WRC造・地上5階建て|設計 : 2019年8月-2020年1月|施工 : 2020年2月-2020年11月|

 

設計担当:Bariquant. 村井美菜子
構造設計:間藤構造設計事務所 間藤早太
施工:大島建設株式会社
撮影:小野吉彦建築写真事務所 小野吉彦


ファサードを見る。杉板型枠の打ち放しに神楽坂の「ほおずき市」をイメージした色の撥水剤で仕上げている。


背面。敷地の奥だが隣地が駐車場になっていて眺望、日当たりが良い


エントランス。床は鉄平石張り。右は少しでも貸し面積を増やすためつくられた6.21㎡の貸し事務所。


中庭(窓先空地)を見る。手があまりかからないオカメザサが植えられている。正面の扉を開けるとエントランス


中庭を見上げる。動線に合わせてルーバーが斜めに振られているため視線が相対しない


階段室。


階段室から中庭を見る


ルーバーはスチールフラットバー(6x50)。このメンバーだとたわむため1/3の位置でフレ止めを設置。


ルーバーは溶融亜鉛めっき仕上げ。独特のムラが出る


見る角度や方向で視線が抜けたり遮られたりする。ルーバーが斜めなことで視線は遮りつつ光は取り入れられている。


1F事務所(6.21㎡)。設備はエアコン、トイレ、手洗いのみ。


道路側のAタイプ(14.13㎡)。収納はなくオープンなクローゼットハンガー、棚が設置される


玄関土間を広くとり洗面を兼ねたキッチンを設置。ミラーボックスを設置し利便性を高めている


玄関土間を見返す


キッチン背面は靴入れと洗濯機スペース


Aタイプは既製品ユニットシャワー(0712サイズ)


敷地奥のBタイプ(15.74㎡)。前述の通り敷地奥の隣地が駐車場のため視線が抜ける


こちらも広い玄関土間にキッチン、靴入れ。レトロガラスで居室を土間をゆるく仕切っている


キッチン。左窓の先が中庭。非常時にはこの窓から避難する


キッチン背面の靴入れ。Bタイプは広め


玄関土間、中庭を見返す。正面にAタイプの玄関があるがルーバーの角度によって見えない。


Bタイプはユニットバス(1014サイズ)

|

« PROTO初台Ⅰ・Ⅱ(2020年7月) | トップページ | 春です。出会いと別れの季節です »