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再生可能エネルギーを採用したバリカンオフィスの電気料金の状況は?→一昨年に比べ56%値上がりでした。

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こんにちは、バリカンのエコ担当ナカガワです。

2019年末から導入した再生可能エネルギーによる電力供給。
丸2年経過したので状況を報告したいと思います。

※バリカンでは「みんな電力」というサービスを利用しています。

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まず2022年12月の使用電気量は347.1kWhでした。自宅は95kWhだったので3.6倍使っていました。
自宅はガスファンヒーターを使ってるのであまり比較になりませんね。

前年2021年12月の使用電気量は494.7kWh。なぜか30%減になりました。
人数が4人→3人=25%減なので「電気使用量はほぼ人数に比例して増減している」と言えそうです(主な電力使用はパソコンなので)。

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次に電気料金は15,998円でした。347.1kWhなので、1kWhあたり46円になります。
自宅(東京電力)は2,535円で95kWh。なので1kWhあたり26円でした。
みんな電力は東京電力の1.7倍でしたが、これは契約容量や使用量が違うので一概には言えませんが高いことは事実です。

去年の電気料金は14,751円で494.7kWhだったので、1kWhあたり29円でした。
58%の値上げということになります。ヨーロッパなみの値上げです

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こちらが2022年12月。

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こちらが2021年12月。
電源コスト調整費単価が-1.41円→14.9円と増加しているのが主な原因でした。
「電源コスト調整費」とは、電源調達の原価で、卸取引市場価格に連動するようです。

 


 

2023年1月19日に岸田首相が「次世代革新炉の開発と放射性廃棄物の処分を同時に議論する考えを示した」とニュースになりました。
朗報だと思います。

原発は地震や津波による事故を防ぐことが重要になってきます。
2011年の東日本大震災で、福島原発は津波をかぶり電源が喪失し、施設の冷却ができなくなり水素爆発を起こしたことが問題でした。
津波の高さは想定できなかったとして1月19日に東電に無罪の判決が出ました。

無罪はどうかと思いますが地震で壊れたわけではないのです。
そのため「地震が多い日本で原発はダメだ」という意見は的外れとも言えます。

実際、福島より震源に近かった女川原発は1号機と3号機が通常運転中でしたが、地震が起こると自動停止して無事でした。
高台に建てたため津波の影響もなく、それどころか女川町や石巻市の集落の方の避難所に使われたようです。
適切な場所に適切に運用できれば可能性は残されていることがわかる事例かと思います。

今後 、安全でコストをおさえつつ安定した電力が得られれば良いですね。期待しましょう。

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