FABRIC東中野(2025年3月竣工):愛犬・愛猫との暮らしを最大限に楽しむ、都市型ペット共生マンション
敷地の約3分の1が第一種高度地区および避難経路を確保するため、建物が建てられないという、法規上の要件から余剰空間が生まれました。
そこで、この空間を単なる庭としてではなく「ドッグラン」として活用することを事業主様にご提案したところ、大変気に入っていただき、建物一棟をまるごと「ペット共生型マンション」として計画する運びとなりました。
特に、一般的に賃料が低めに設定されがちな1階の全4住戸には、それぞれ専用のドッグランを設けています。
これにより、上層階の同タイプ住戸よりも高い賃料設定が可能となり、事業全体の収益向上に大きく貢献しています。
さらに、4階のルーフバルコニーには人工芝を敷き詰めた共用ドッグランを設け、愛犬が自由に駆け回れる開放的な空間としました。
また、一部の住戸にはキャットウォークを設置し、犬だけでなく猫と暮らす入居者様にも配慮しています。
設備面では、ビルトインの消臭装置やペット見守りカメラを全戸に標準装備することで、「ペット共生」のコンセプトをより明確に打ち出しました。
建設費が高騰する昨今、このような独自の工夫によって付加価値を創出し、建物の資産価値を最大限に高めることを目指しました。
| 固定リンク