house in sangencyaya | 三軒茶屋の集合住宅
三軒茶屋駅から徒歩5分程度の場所に建つ11世帯のワンルームマンション。敷地前の通りは昔ながらの商店街で、古くからある木造の魚屋さんや銭湯が残る場所でした。それらの建物と馴染ませるように、正面は不燃処理した杉板で覆いました。各部屋は効率よく容積率を消化できるよう、シンプルに並べ、各窓の前には給湯器と室外機設置のため少し窪みを設けています。その窪みには植物などが置けるような窓台となっています。小さな部屋の窓が直接街に接してしまうのではなく、緩い垣根のような場所となりました。
杉板の中に生活や植物が現れ、町の表情を作ってくれればいいなと思います。
解体前(とうふ屋)
解体後
外観
共用部エントランス 躯体にシルバー塗装
共用階段
共用階段は不燃杉で進入防止の柵が設けられてます
共用部インターホン
共用階段 隣マンションの階段室と重なり合う
1階居室 エントランスは防犯対策にジャバラゲート設置
1階居室 玄関から 玄関はバイクを置けるよう土間になっています
1階浴室 隣地木の外壁を取り込みました
2階居室 エントランスは浴室になっていて、小さな庭のような場所です
2階居室 配管に応じて床レベルを変えています
4階バルコニー
外観 夜景
共用部夜景
all photos(c) jun-ichi nakagawa
設計 : Nissyo Design Dept ( 中川純一 + 羽生和正)
場所 : 東京都世田谷区
敷地面積 : 61.01 sqm
建築面積 : 45.06 sqm
延床面積 : 170.89 sqm
設計期間 : 2008.05-2008.08
施工期間 : 2008.09-2009.03