こんばんは、バリカンの中川です。
先日行われた千石の家オープンハウスには多くの方々にお越しいただき誠にありがとうございました。信じられないほどの人数でした。
久しぶりに住宅設計に関わることができて本当に楽しかった。
集合住宅ともリノベーションとも異なるまったく別の種類の面白さがあることを再実感。
それってすごく幸せなことだなと思う。
日々僕らの支えになっていたのはやっぱりお施主さんが楽しんでくれたり、喜んでくれるから。
喜びの反応って重要だなって思う。
基本的にバリカンの設計は施主の言うことをまるごと聞いちゃう。
それはなぜ無理なのかという理由を考える人よりも、どうやったらできるか？を考える人でありたいから。
オープンハウスに来ていただいた方に「これまで見てきたオープンハウスのどの家よりも良かった」という感想をいただいた。
嬉しい。
それは来てもらった人たちの要望でできあがった住宅ではない。
来てもらった人たちは細かな経緯や予算のことは知らされていない。
なのに、良かったと言ってもらえるのは素直に嬉しい。
後日メールで感想を頂いた中に、「ヘタウマだね」という意見も頂いた。
これも非常に嬉しかった。
これは納まりを決めていく中でけっこう気にしていることでもある。
全体が良くても部分部分の納まりがヘタだったりキメキメすぎると、すごくそこが気になってしまうし、逆に全てが完璧にコントロールされたような納まりと間取りは非常に息苦しい。
正直そんな場所で日常をおくるのは堅苦しい。僕はそんなところに住みたくない。だから”なるべくしてなった”状態を目指している。
自分で言うのも変だけど、今後こういった考えをどう継続していけるか、どう変化させていけるか、非常に楽しみだなと思った。
